19th.JCD中国支部デザインデイズIN岡山
2024.11.16(土)、17( 日)に開催いたしました
詳しくは、下記 pdf をご参照下さい。
参加された他支部の皆様からのコメント
高橋 恵 氏(北海道支部/セミナー講師)
中国支部デザインデイズ2024に参加して。昨年に引き続きの二回目の参加でした。昨年も学生の熱量に圧倒されましたが、今年も昨年以上に熱いプレゼンと作品でした。
学生の時にしか自分の作りたい建築を思う存分設計することは中々ありません。
この時間を大切に真摯に建築に向き合ってくれたらいいなと思っています。そして、私の拙いセミナーも真剣に聞いてくれてありがとうございました。
私事で大変申し訳なかったのですが、少々準備不足で申し訳90分を一人で喋るのは、少々厳しかったです。来年も是非参加したいと思っています。中国支部の皆さん、準備お疲れ様でした。
三日間、温かいおもてなしに感謝いたします。ありがとうございました。
浅川 洋 氏(東北支部:副支部長)
最近学生と接する機会が少なかったのでとても新鮮でした。
学生アワードは、レベルの高さは勿論の事、先輩から後輩にリレーされる思いの強さや他校の特色を理解し吸収しようとする学生の意欲の高さに、『あ~いいな~』と純粋に感服しました。
この中国支部デザインデイズが今年で19回目とお聞きし、長い期間の積み重ねによるものと気付かされ、納得しました。
また、賛助会の皆様の行動力と団結力には目を見張るものがありました。とてもいい会でした。心からありがとう・・・ そしてお疲れ様でした・・・
折原 美紀 氏(関東支部:JCD副理事長)
今回は2回目の参加でしたが、一昨年初めて参加させていただいた時の学生さん達の熱量が蘇る二日間でした。
前回は、圧倒的な発想力の豊富さやそれぞれの学校の内容のバリエーションの多さなどに驚き、私達自身の固定概念を壊されるような衝撃を受けました。
今回はそれにも増してコンセプチャルな資料が充実したことによる説得力、視座の高さに驚かされました。自由な発想は学生のうちにしか出来ない特権ですから、個人的には、「このままデザインを思う存分楽しんで」と学生の皆さんにエールを送りたいと思います。
最後になりましたが、運営側の皆さま本当にお疲れ様でした。来年は20回目ですね。参加学校同士の交流も生まれたとのことでこれからが益々楽しみです。
笠原 英里子 氏(関東支部:JCDデザイン賞委員会 委員長)
JCD CHUGOKU DESIGN DAYS三回目の参加となりました。学生さんの純粋に建築に向き合う姿勢には、毎年心を奪われます。
構造を知り、ものの特性を知り、価格を知り、社会との関わりを学習してきた者にとって、コンセプトを素のまま表現した発想豊かな建築は眩しくもあり、新鮮でもありました。
学生の皆様の熱量と自由さには今年も大きな感動を頂きました。
この先も建築を愛する心を持ったまま、大きな夢にチャレンジしていって欲しいと願っています。
木村 倫香 氏(関東支部:支部長)
今回初めての参加でした。噂には聞いていましたが、学生たちのエネルギーに沢山の刺激をもらう体験となりました。住宅から複合施設・祈りの施設など各々が考え抜いて込めた想いが溢れる作品ばかりでした。どれを取っても甲乙つけがたく、審査は難航しました。共通しているのは課題の土地のテーマ・業種に「愛」が溢れていること。現実的に実現するとなると多くの壁があるでしょうが、どうかその愛を持ったまま建築業界に飛び込んで欲しいと願うばかりです。そして中国支部の皆さま、諸々多大変お世話になりました。
最後の藤坂支部長の熱いご挨拶を聞き、ここまでのご苦労を思い知りました。本当にお疲れさまでした。素晴らしい経験をありがとうございました。
木村 嘉秀 氏(北陸支部:支部長)
岡山でのデザインデイズを盛況で終えられた事お喜び申し上げます。中国支部の皆様、準備から当日まで大変な労力だと想像します。素晴らしい2日間でした。本当にお疲れ様でした。
昨年も来させていただきましたが、年々学生さんのレベルが上がっている事に驚かされます。
そして懇親会なども通じて違った学校の学生さん達が交流をし、互いに切磋琢磨する彼らの姿に感銘を覚えました。ライブでプロのデザイナーの前でプレゼンをするコンペは全国を探しても他にないと思います。建築やデザインを学ぶ学生さんにとってここまで素晴らしい環境はないでしょう。彼らの未来は中国地方に留まらず、日本の建築・デザイン業界の未来でもあります。
来年もぜひ参加させて頂きたいと思いますし、またお役に立てられたら嬉しいです。
素晴らしい2日間、本当にありがとうございました。
鳥居 佳則 氏(中部支部:支部長)
中国支部の皆様二日間お疲れ様でした。三回目の参加で少し慣れて来た感はありますが、なんと19回目という長きに渡って繰り返されて来たイベントとしての深さと重みを改めて感じた二日間でした。学生さん達のクオリティの高さとリアリティさにも毎回驚かされていますが、とにかく岡山と広島の学生さんは高いモチベーションで他県とは比べようのない強い信念を感じた次第です。
大学の先生方の存在もハイレベルな教育をされている事を想像させるものでした。
[継続はチカラなり]と簡単には言えないほど毎回感動と刺激を頂いています。次回で20回を迎える[DESIGN DAYS]更なる飛躍を期待しています!
ありがとうございました。
寒川 洋次 氏(四国支部:支部長)
非常に濃密で、楽しい二日間でした。
タレント揃いの中国支部の皆様と、それをまとめ上げる藤坂支部長、スムーズかつ絶妙なチームワークで、とても素晴らしいイベントに仕上がっていたと思います。
理想的な支部の形を見た気が致しました。
学生アワードのレベルも高く、まず純粋に感動したというのが正直な感想です。最優秀賞や優秀賞を取られた案は総じてバランスが良く、納得の受賞だったと感じています。
逆にエッジの効いた案も多数あり、その分おそらく皆様推しの案があったはずで、今後特別賞などあればさらに盛り上がるのではと勝手ながらに思いました。
また他大の学生同士が作品を前に意見交換をしていたり連絡先を交換している光景が印象的でした。テーマでもあった「繋がり」をまさに作り出しているイベントであったと思います。
そのような場を提供された中国支部の皆様に改めて敬意を表します。
最後に、苦労話からその後のご活躍までドラマチックに語っていただいた高橋さん、実務のアワードで受賞された高尾さん/刈内さん/原さん、とても良い刺激をいただいております。
四国支部も負けないように頑張ります。
中国支部 支部長コメント
藤坂 浩匡(中国支部:支部長)
第19回のデザインデイズは岡山での開催となりました。
前回の岡山会場は、プレゼン会場でマイクが使えないことから、前川國男設計の岡山県天神山文化プラザを選びました。コルビジェイズムを感じるこの空間で出来た事を幸せに思います。
学生デザインリーグでは岡山・広島から6校が参加して頂きました。新しく岡山大学からも応募して頂きました。
一次審査で48作品の応募を頂きましたが、締め切りを向かえた時点では十分な応募数を頂けなかったので、締め切り延期や教授へのお願いで48作品となりました。その中から例年通り30作品が2次審査へ進みました。追っかけで応募して頂いた学生で、2次に通過しなかった事にとても心苦しく思います。
募集方法や告知方法など、まだまだ改善していく必要があると感じています。
2次審査のプレゼンは例年以上に学生達の思いが伝わる素晴らしい内容でした。作品についても毎年レベルが上がっていると感じました。そして広島から20名を超える学生が参加を頂き、その行動力に頼もしさを感じます。来年も、とても楽しみです。
そして、沢山の課題を見つかりました。審査の平等性や審査基準の明確さなど、来年までにいろいろ検討していきたいと思います。
中国支部空間デザイン賞について、応募数が少なかった事が残念でなりません。来年はJCD以外への告知や正会員の意識向上を図っていきたいと思います。
基調講演では前北海道支部長の高橋恵氏に「繋ぐ」というテーマで90分間お話をして頂きました。現在に至るまでの高橋さんの歩みを聞き、数々の素敵な作品は沢山の経験と努力を積み重ねて、自身を繋いで来られたからだという事を感じました。学生達の将来へエネルギーを与えてくれたと思います。長時間の依頼でご負担のお掛けしましたが、我々の業界へ「繋ぐ」、とても素敵な基調講演でした。ありがとうございました。
そして他支部から17名の多くのゲストに来ていただきました。会に花を添えて頂きありがとうございました。お陰様で学生も支部メンバー多くの刺激を頂き、充実した2日間になりました。今後もJCD内で沢山の交流が出来る事を期待したいと思います。
2日間の開催で得た、問題点、改善点、いろいろな方からの提案などを支部内で揉んで、来年も益々パワーアップしたデザインデイズになるよう努力していきたいと思います。
来年は広島での開催です。また多くの方々に出会える事を祈念いたします。
総括
西原 勝(中国支部:デザインデイズ実行委員長)
デザインデイズ、第19回を無事盛大に終えることが出来ました。中国支部の皆様、大変お疲れさまでした。
毎年、回を重ねるごとにデザインリーグエントリー作品のレベルが高くなり、考え、悩み抜いた作品から多くの刺激を受けます。また、各支部よりご参加くださったゲスト審査員の皆様には大変感謝申し上げます。今回は、まれにみる僅差で決定されました。審査基準をより厳選した、公正評価の結果だと思います。
セミナーでは、北海道の高橋恵氏に「繋ぐ」をテーマに、日頃の仕事を通し、女性目線デザインのお話を興味深く学生にもわかりやすく講演をいただきました。
学生の皆さん、建築の空間体験を沢山積んでください。コンセプト・スケール感・素材の選定・ディテール等、学ぶべき事が多くあります。その体験を生かして次のチャレンジをして下さい。
次回は、大きな節目の20周年を迎えます。今までの実績をふまえ、次世代に繋がる様、支部をあげて団結し、記念イベントとなる様に企画していきましょう。