About

JCDとは

JCDは1961年に創立され、永きに渡りインテリアデザインの発展と文化育成に貢献して参りました。現在の主な活動は、デザインアワード、シンポジウム、子供達にデザインを教えるSODA活動、各種出版を始め、全国の各支部では様々なデザインイベントや交流会など開催しております。

正会員には商業空間を設計するインテリアデザイナーを中心に、建築家、照明デザイナー、グラフィックデザイナー、アーティストなど空間に関わるデザイナーで構成されており、賛助会員には、建材などのメーカーや施工会社、大学、各種協会の方々など、多くの企業や団体に所属をして頂いております。

JCDには、北海道から沖縄まで、全国10支部があり、それぞれの支部での活動も活発で、支部同士の交流も盛んに行われており、幅広いネットワークが構築されております。

主力活動の一つであるデザイン賞は、2019年、JCDとDSA《(一社)日本空間デザイン協会》がそれぞれ主催してきたアワードを統合し「日本空間デザイン賞」を設立しました。約半世紀にわたり、それぞれ独自の顕彰を行ってきた2つのアワードがひとつになり、正に日本を代表する空間系デザインアワードとなりました。私たちは、常に新しい時代に向けたデザインに着目をしつつ、歴史や文化は大切に守りながら審査を行い、このアワードを業界はもちろん、国内外に広く伝えていく事が、デザインの意義や価値を上げ、後身を育てていくことになると考えております。そして、世界を相手に日本のデザインと文化を伝えていき、日本のデザインの価値を高めていきます。

現在、JCDのネットワークは国外にも広がっており、海外のデザイン団体との協力やアジアを中心としたネットワークが、デザインという共通言語をもって、たくさんの仲間を増やしております。国内でも関連団体との連携を積極的に行っており、デザインの力をより大きなものとして強く発信していくことに一致団結しております。

デザインの力を信じ、未来を見据えながら活動をしていく事で、日本をより豊かで美しくしていく事ができると信じております。そして、このような活動をしていくには、沢山の仲間が必要です。団体というものは、時に面倒で重く感じるものですが、団体でなければ出来ない事が数限りなくあります。団体を通して貴重な経験や体験を得ながら、先輩や仲間、後輩ができ、お互いの考えを共有していく事は、人生にとって知恵と豊かさを得ることであると、私自身も深く感じております。

ぜひ、皆様にもメンバーとなって活動に参加して頂き、時に楽しく、時に厳しく、語り合いましょう!日本の未来のために。

2025年1月
一般社団法人 日本商環境デザイン協会
理事長 窪田 茂