JCD AID 能登半島地震への支援 2024/3/29


JCD AID (ジェーシーディーエイド)

JCD日本商環境デザイン協会は、各地で起こる災害に対して積極的に支援を行うべく、JCD AIDを立上げました。JCDの正会員、賛助会員から義援金を募り、それを理事長と各支部の支部長の判断のもと、適切な支援を、適切な場所に行っていく活動です。2024年1月1日に起こった能登半島地震への支援を始めております。以下の報告は、JCD北陸支部の木村支部長の支援活動の報告となります。ここにJCDの義援金が活用されております。

2024年3月29日支援活動

日 付2024年3月29日
場 所輪島の被災地へ
内 容支援物資を届けに
担当者北陸支部/木村嘉秀支部長

2024年3月29日、仲間の経営者(JCDも含めて)21名で輪島の被災地まで支援物資を届けてきました。
今回は当社も含め5社の新入社員や若手社員を連れて行ってきました。
支援物資は経営者の団体や商工会の義援金で集まった物資に加えてJCDからも約10万円分の支援物資(紙コップ、紙皿、割りばし、ゴミ袋など)を購入させて頂きました。
支援物資のニーズは日に日に変わります。
現地の方々とのやりとり次第で直前に急に追加になったりします。

輪島の被災地の様子は写真で見て分かる通り火災後から全く変わっていません。
前回に私が輪島に訪れたのは3月10日ですが、もちろんその時からも変わっていません。
道路状況は少しずつですが良くなって来ていて、能登里山海道は輪島行きの片道だけは開通しました。
仮設住宅も少しずつ増えていますが、倒壊家屋の解体や片付け、復旧は全く手つかずです。

そんな輪島の朝市通りの一角にある倒壊しなかった和菓子屋さんを拠点に、全国の大学生がボランティアで炊き出しや片付けをしていました。毎週交代で大学生が来ているそうです。そこにも米や野菜を届けてきました。
支援物資は100世帯くらいの集落の代表の方のお宅に運びました。
その集落一帯の家屋は比較的に崩壊を待逃れて、だいたいの方々が避難所を出て、ご自宅で生活をしています。
避難所はまだまだ不衛生でインフルエンザが流行したり、実際に性的被害や盗難被害もあるそうです。
輪島の交差点や至る所に警察が居ました。それくらい警戒が必要なのでしょう。

そういう「避難所をやむなく出た方」へのケアを行政は行えていないそうです。
避難所の人数が減ったという数字で判断され、プッシュ型支援も打ち切られているとの事。
そういう方は支援基地や避難所に行っても物資を受け取る事ができないそうです。
孤立して誰からも見放されたという気持ちになっているのではないかと感じます。
その集落の代表の方と繋がりができ、行政とは違う所への支援となりますが、出来るだけ多く物資を届けようとしております。

今回は10tトラック2台、ハイエース2台、ハイラックス2台という大量の物資をJCDからの支援物資も含めて届けてきました。大変喜んで頂けました。

こういう活動は今後も継続的に続けていきます。
次回は珠洲に行きますが、まだ支援物資の内容は決まっていません。
JCDと相談しながら行政の手の届かない方々へ支援を続けてまいります。
また現地の実態は全くテレビなどで報道されません。
そういう生の現地の様子も皆様に共有出来ればよいと思っております。


2024/05/30  | JCD AID,News,お知らせ