今回は4年生によるワークショップです。 担当の先生から「こども達がとても楽しみにしています。」 の言葉を裏づけるように、紙粘土でお菓子やおすしなどの商品や、什器などが作ってありました。 多目的室に集まったこども達はとっても元気です。担当の笠本先生のお話のあと新藤委員長、奥平評議員の挨拶。 新藤委員長から担当する班の講師の紹介がありました。 ワークショップに先立ち、新藤委員長の”デザインで大切な3つの話(寸法・素材・あかり)”、小田切副委員長の ”光源と空間の色による見え方の違い”のレクチャーがありました。ワークショップは、それぞれの教室で行われ 班ごとに講師が付き、アドバイスと制作補助を行いました。給食はコミュニケーションタイムです。 午後は発表です。お客さんが宇宙人の本屋さんや、魔女がお客さんの店、お風呂に入りながらおすしを食べられるお店など、ユニークな15のお店が完成しました。今回は15店舗のうち2階建てが5店舗ありました。
<講師陣>
協賛頂いた材料
レクチャー1
レクチャー2
制作中
<ご協賛頂いた企業>
<平和の森小学校ワークショップを終えて>
Soda委員会委員長 新藤 力
2011年4月に沼袋小学校と野方小学校が統合し開校した「平和の森小学校」でのワークショップ。図工の笠本先生とずっと準備を重ね、この日を待ちかねていた4年生89名が空間デザインにチャレンジしてくれた。4年生のワークショップでは、より自由な発想をいかに実現していくか、講師の柔軟性が問われる。まして、この平和の森小学校の子供たちのテーマはとてつもなく自由奔放だった。 宇宙人専門「宇宙本屋」、宇宙人のマンガ家を育てるスペースもある。平和の森小学校では宇宙に行った「宇宙大豆」を育てていることからの発想だろうか。魔法使いのための「ホテル&文房具」の店は棚が不安定だが、お客さんが魔法を使えるので大丈夫らしい。「恐竜ショップ」では本物の恐竜を売っている。肉食恐竜コーナー・草食恐竜コーナー・小型恐竜コーナーがあり、となりではドラエモンの道具(どこでもドア・タケコプターなど)を販売している。ユニークなのが「ふろずし」。お風呂に入りながら回転寿司が食べられる。この無限大の想像力はいったいどこからやってくるのだろうか。講師陣もこの膨大なエネルギーに全力で対峙するので、2〜3日は燃えつき症候群におそわれるほどだ。 平和の森小学校では全てのグループでちゃんと事前の準備がなされていて、とても4年生とは思えない完成度の高い作品に仕上がった。テーマにも夢があり、何よりも笑い声がいっぱいだった。 創造は本来、楽しむものなのだと感じるワークショップだった。