西原町立 坂田小学校は沖縄本島中南部に位置し、周囲には琉球大学、沖縄キリスト教学院大学、沖縄女子短期大学が置かれ、文教拠点として県の教育行政に大きな役割を果しております。
開会の挨拶はJCD沖縄支部長山里がにこやかに述べられました。
その後、実際の制作開始に当たり、藤井講師から”デザインで大切な3つの話(寸法・素材・あかり)”と”光源と空間の色による見え方の違い”のレクチャーがありました。殊に材料は、クロス・タイルなど協賛企業様からの御厚意であることや、物作りに於ける材料の意義が伝えられました。世界の寸法・光の見え方は、いずれも普段何気なく使っている内容が分かりやすく表現され、じっと聞き入る小学生たちの姿が印象的でした。
制作は4~6名で、24班に分けられ各班に講師が配されアドバイスや制作の補佐を行いました。
出来上がったものはユニークな物ばかりで『書店、動物カフェ、アパレル、漫画喫茶』といった王道から、『音楽カフェやなんでもやさん』まで多種多様。今回多かったのは“時空屋ショップ”や“魔法ショップ”などファンタジーなお店。自分のの寿命と引換えに過去から未来への自由な往来を可能にし、死者や未来の人間に出会う事が出来るお店もあり、架空の店舗とは言え、形に変える事で小学生のみならず、私たちの心にもリアリティを伴って届くものがありました。末筆となりますが、本件の開催に際しまして坂田小学校・西原地域コーディネーターの皆様、インテリア産業協会沖縄支部、沖縄県インテリアコーディネーター協会の皆様、協賛企業様各位、ご尽力賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。
Sodaを経験をした小学生たちが、物作りの楽しさを胸に将来を歩むものと期待します。
( 記:沖縄支部 伊藤 紋子 )
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