SODA

開会の挨拶に続き山里委員から講師の紹介、平良支部長からは、「講師の手がけた仕事」の紹介がありました。
ワークショップに先立ち、新藤委員長の”デザインで大切な3つの話(寸法・素材・あかり)”、小田切副委員長の ”光源と空間の色による見え方の違い”のレクチャーがありました。ワークショップでは、それぞれのグループに2名の講師が付き、アドバイスと制作補助を行いました。給食を児童と一緒に頂きコミュニケーションタイムです。
午後は発表と講評、7つの素敵なお店ができました。

<講師陣>

沖縄支部   平良玄峰、仲北正明、一之瀬暁洋、新川浩二、徳嶺吉紀、中尾紋子、藤井啓介、山里健市、石垣俊郎、長堂邦彦、仲村渠秀次、照屋兼二、松本司、大湾美佳、玉寄英樹、儀間徹、西村修、宮里武志、下地鉄郎
Soda 本部   新藤力、小田切純子、兼城祐作
協力頂いた方 吉見秋乃(LSDdesign株式会社)
    敬称略 順不同

<協賛企業>材料を提供頂きありがとうございました

旭硝子株式会社、 株式会社サカイ、 株式会社サンゲツ、 ニッタイ工業株式会社、株式会社タジマ、 東リ株式会社、 株式会社中川ケミカル、 四国化成株式会社、名古屋モザイク工業株式会社、 株式会社ベルファニチャー   敬称略 順不同

<こんなお店をつくりました>

1G 兼次スポーツ(スポーツ用品)   

2G BOON(バイクショップ)
3G スマッシュブラザーズショップ(何でも屋)
4G B・B Shop (文具&本)     

5G ペットショップ
6G love sumile(洋服屋)      

7G syoyo + abax(カーショップ)

 

<兼次小学校 ワークショップを終えて> 

JCD Soda委員会委員長 新藤 力

前の週に早々と梅雨明けをした沖縄は、すでに気温は30℃近くに達しセミも猛々しく鳴いていた。
今帰仁村立兼次小学校は那覇空港から車で約2時間、世界遺産「今帰仁城趾」の近くにある。沖縄らしい朱色の瓦屋根の校舎には、「でぃー、わー、ちゃー」と大きくスローガンが掲げられている。「でぃー(さあ)交わそう明るいあいさつ、わー楽しい読書、ちゃーんと使おう丁寧なことば」ということらしい。この学校の教育方針の根底にあるのは"子供たちは有能である"という子供観。私たちの活動の基本的立場もここにある。
兼次小学校の元気な6年生26名を対象としたワークショップである。

 

クラスの半数がミニバスケットボールクラブに所属していて(半島地区では強豪校らしい)、みんな背中にメッセージを背負っている。
「全員バスケ」「速攻No.1」「瞬速」「てるしの乃風」「みんなで勝ちとれ勝利の喜び」「魂」・・・。

とにかく沖縄は熱い!!つくりたいショップごとに7つのグループが組まれ、それぞれかなり具体的なスケッチが用意されていた。また、「カーショップ」の男子チームはミニカー、「ブティック」の女子チームは自作の洋服といったようにショップに置かれる商品もちゃんと準備されていた。作業は自主的に分担されチームワークの良さを感じた。兼次小学校の作品の特徴は、ちゃんと事前の準備がなされ、どの作品も細かく手がかけられて完成度が高いことである。発表会では下級生も参観してくれて、先輩たちの作品に感嘆の声を上げていた。

今回のワークショップは沖縄支部で企画された。20名の支部会員が講師として集結。
前日、近くの民宿に合宿し「沖縄支部は Soda の活動を継続します。沖縄中の小学校でワークショップを実施したい。」と思いを伝えていただいた。宿のご主人の三線(さんしん)の音に泡盛もまわり、沖縄の時は流れた。