SODA

開催日時 2012年 6月16日(土) 15:00~17:30

品川宿交流館 ~ 品川商店街 

レクチャー + エクスカーション
    6月30日(土) 10:00~17:00

六行会綜合ビル8階ラウンジ

あんどんづくり ワークショップ

    7月 7日(土) 15:00~17:00

六行会ホール・エントランス

作品&パネルの展示 、 シンボル設置

対象 中学生
主催 六行会チルドレンフェスティバル実行委員会
協力 JCD Soda委員会
協賛 北品川商店街、株式会社遠藤照明、株式会社ワーロン
    敬称略 順不同

地域文化・教育助成を伝統的に続ける(財)六行会が主催する「チルドレンフェスティバル2012」の地域連携企画、
今年のテーマは"あかり"です。自分の思いを込めてあかりとシンボルの制作を通し街に提案します。
品川学園と東海中学の生徒が品川宿交流館に集まり、JCDの奥平氏から趣旨説明がありました。その後
「品川商店街のなりたちについて」・・ 佐山吉孝氏 (まちづくりコーディネーター)

「街に私たちのあかり・シンボルをつくろう」 制作説明 ・・・ 新藤 力氏
レクチャーのあと商店街へ。自分のつくるあかりを置く場所を決めるために・・・雨の中でしたが作品をイメージしながら商店街や路地を歩きました。
<JCD講師 ・・・ 奥平与人、新藤 力、小田切純子、雲野一鮮 敬称略 順不同>

 
新藤委員長の講師紹介、今日のスケジュール確認に続き制作開始。ペットボトルやワーロン紙の扱い方を講師
に聞きながら作品を作り上げていきます。ある生徒は割り箸と爪楊枝で"籠"を作っています。
どの作品も随所に工夫が凝らされ、作者の思いが伝わってきました。
15:00からはシンボルのあんどんを2班に分かれて制作しました。その後、各自のあんどん設置場所の最終確認
のため商店街へ。 講師は日没を待ち再び商店街へ、記録の写真撮影を行いました。
<JCD講師 ・・・奥平与人、新藤 力、小田切純子、木村倫香、雲野一鮮、石橋美幸、福田裕治、品川正之、
        川俣恵理子、(星 明臣・・竹の手配)>
<協力頂いた方・・沢瀬 学、大道 舞(KEIKO + MANABU ) 、尾形浩三(株式会社ワーロン)>
敬称略 順不同

制作中


<生徒の作品>

<商店街に設置>

 

この日はパネルの制作と作品展示。ホール入口のシンボルは、前回までに組んだ竹に生徒たちが装飾し大きなあんどんをセットしました。シンボルに使われた竹の残りを切り、作品を置く台にしました。この台の制作はあんどんづくりには参加できなかった4名の男子生徒が竹切りに挑戦!
日が暮れ、展示された作品のあんどんのあかりが灯されるとご近所の方が足を止めて見てくださいました。"きれいですね~"と。
<JCD講師 ・・・ 奥平与人、小田切純子、木村倫香、雲野一鮮>
<協力頂いた方・・沢瀬 学( KEIKO + MANABU)>

 

6月16日・30日・7月7日の 3回にわたるワークショップの撤収です。

<JCD参加講師 … 奥平与人、新藤 力、品川正之>           敬称略 順不同

<ワークショップを終えて> 

JCD Soda委員会委員長 新藤 力10

Soda活動の原点である品川の「六行会チルドレンフェスティバル」で地元中学生を対象に"街の灯り"をテーマにワークショップを開催した。近年エコや節電が声だかに提唱されているが、電灯のない江戸時代の夜はとても信じられないぐらいに暗かった。電灯以前の灯りはもっぱら蝋燭や油などの燃焼発光によるもので、蝋燭1本の明るさを1燭光という単位で表し1燭光は1~5W程度(60wの電球の1/100~1/50程度)の光量でしかなかった。しかし日本人の光に対する姿勢は単に機能(光量)を求めるのではなく、竹・木・鉄・陶器・和紙などの材料を巧みに使い、さまざまな工夫をこらして光に形を与えていた。今回のワークショップでは、この"1燭光の灯り"を作り現代の品川の街に設置してみることで、江戸品川宿と"つながる"ことを意図した。ペットボトルとLED光源をベースとして制作した灯りは、それぞれに独自の切り口があり、どれも個性的なものに仕上がった。得意の切り絵を施したもの、幼い頃の
思い出のフィルムを灯したもの・・・。 暗くなった街に持ち出すと通りがかりの人たちに「うわー、きれい!!」と声を掛けられた。光あふれる現代にあっても、闇と混ざり合う1燭光の工夫された灯りは日本人の美意識の範疇にあるようだ。