2次審査投票結果について

グランプリ No.2154  
株式会社ワイ・エム・エス NIGHT BOOK

何よりプロダクトの完成度が素晴らしく、ユーモアを感じられる本型の照明器具。構造はシンプルで、調光はブックカバーをずらして発光面を減らす事で調整するという。素朴でシンプルな発想ではあるが、人に寄り添うような優しさを感じるプロダクト。この商品がすぐにインテリアデザインに組み込める訳ではないが、更に進化をしていく事で可能性を広げられそうだ。また、過去のプロダクトを拝見してもその完成度の高さが伺え、今後に益々の期待を寄せたい。

準グランプリ No.2107  
四国化成工業株式会社 クレアデコール

左官材という素材でありながら、厚さ100mm程度までの塗り厚が可能という驚愕の素材。厚く塗れるという事は、今まで出来なかったような立体的なデザインが可能になり、デザイナーの発想一つでその意匠は無限に広がっていく。強度もかなりあるため汎用性はかなり高く、壁だけではない他の部分への展開も考えられるのではないだろうか。これはもはや左官を超えた材料と言っても良いだろう。

準グランプリ No.2111  
パナソニック株式会社 バイオシャドー

照明は単に照明という機能だけではなく、その未来は映像装置のようになっていくのではないだろうかと思わせるプロダクト。このダウンライトのようなプロダクトから映し出される映像は、木漏れ日や水面、雲など、室内にいながら屋外で感じるような感覚的なイメージを映し出す。その光は優しく虚ろいながら、不思議と癒しを感じるようなものであった。ふとしたところでこのような照明が使われる事で、想像以上の効果を発揮するだろう。

JCD理事長 窪田 茂 グランプリ・準グランプリ 選評


サステナブル・プロダクト賞 No.2115  
株式会社マテリアルハウス 光フィルター

新設のサステナブル・プロダクト賞ノミネートにつきまして①リサイクル・エシカル・アップサイクルなどのサステナブルを考慮した製品開発 ②プロダクトの技術革新性 ③デザイン性の高さ ④環境や社会に対しての影響 などの観点で評価させていただきました。今回サステナブル製品賞に輝きました「光フィルター」は、独自開発の技術で、サステナブルでありながらパッシブであるということで電気などの動力を使わないエコロジカルということ、また自然光が入らない暗く過酷な労働現場に自然光と届けるというウェルネスデザインの解決も行っていることも素晴らしいと思いました。そして何より自然の光で決して一度たりとも同じ現象の出来ない美しい光の空間は日々人々の心を癒やしてくれる商品だと思います。おめでとうございました。(ノミネートの皆様のお話の内容はJCD CYCLEのFacebookページにてご紹介しております。)

JCD理事 折原 美紀 サステナブル・プロダクト賞 選評


今回から採用された新しい審査方法がプロダクトを選定する上でとても効果的であったと思う。

これまでと同様に会員による投票で一次審査としてベスト10に絞った。 二次審査は5人の審査員で各プロダクトのメーカーによるリアルなプレゼンテーションを受け、採点し論議して順位を決定した。 その一部終始をライブ配信する事により多くのメーカーや会員が視聴出来る一体感と透明性が備わった。 また事前にサステイナブルな見地からの製品についてのフィルターも加わりより時代に沿いながら、リモートとリアルを丁寧に重ね合わせた新しい意味のある審査となった。

受賞作品は写真審査では伝わらない魅力があり、特に大賞の[ナイトブック]はその象徴。 環境やエネルギーに対する新しい解答としての[光フィルター]はやはり時代性を表した製品、そして[DROP]は新しい屋外家具の提案等、印象に残る製品が選ばれ質の高いアワードとなった。

JCD副理事長 小坂 竜


今年より二次審査(公開審査)になったことにより、直接質問やプレゼンいただく機会が出来たことにより、製品に対してより深く理解することが出来ました。A4サイズの中で商品の良さを簡潔に表現するのはそう簡単ではないと思いますので、更に審査の精度も上がったと思います。私達正会員が賛助会員さんの製品について更に知識を得て、日頃のデザインワークに活かせることは大切な要素だと思います。来年も楽しみにしております。改めて受賞者の皆様おめでとうございました。

JCD理事 折原 美紀


プロダクトによっては、個性的である方がよいこともあり、無個性である方が使いやすいこともある。普段、私がマテリアル選定で注視するポイントや採用に至った理由と、そのプロダクトの造り手側・売り手側の皆さまの考えには、想像以上にギャップがあった。今回のエントリー作品には、知識を得ることで「いいな」と思えるものが多々あり、プロダクトそれぞれに備わる魅力をより深読みしたくなる貴重な経験をさせていただいたと思う。

JCD正会員 井上愛之


「JCDプロダクトオブザイヤー」の審査に初めて参加させていただきました。

ほかにも幾つかのアワードの審査に携わったことがありますが、今回は製品ジャンルがとても幅広く、審査も難しい。時代の要請であるSDGsに合致するか、そして、この製品を使った空間で人はどんな気持ちになるだろうか、という2つを重視しながら選ばせていただいたのですが、審査員をもっと悩ませるくらい、多種多様な製品が登場することを期待します。

株式会社日経BP 日経デザイン編集長 花澤 裕二

(特別審査員)


二次審査結果 賛助会員企業・製品

順位

投票No.

賛助会員名

製品名

製品

PDF形式

グランプリ

2154

株式会社ワイ・エス・エム

NIGHT BOOK(ナイトブック)

準グランプリ

2107

四国化成工業株式会社

クレアデコール

準グランプリ

2111

パナソニック株式会社ライフソリューションズ社

BioSHADOW バイオシャドー

サステナブル・プロダクト賞

2115

株式会社マテリアルハウス

光フィルター

▲ページの先頭へ